こんにちは!もちゆきナースです!
この記事では、
・肺葉のイラスト
・肺の区域(肺葉の数)を覚えられるゴロ合わせ
・肺葉に関する看護師国家試験問題
を紹介しています!
肺の区域の覚え方・ゴロ
肺の構造は、右肺が3葉(上葉、中葉、下葉)に、左肺が2葉(上葉、下葉)に分かれています。
覚え方は、『はい、ミキさん避妊。』のゴロ合わせで暗記しましょう!
スポンサーリンク
肺の区域に関する看護師国家試験問題
肺の区域に関する過去の看護師国家試験問題を解いてみましょう!
肺と気管について正しいのはどれか。
1.気管支動脈は肺循環に属する。
2.気管軟骨は、気管の背面に存在する。
3.左肺は上葉、中葉および下葉に分かれている。
4.酸素飽和度は肺動脈の血液よりも肺静脈の血液が高い。
正解は、、、
、、、4.酸素飽和度は肺動脈の血液よりも肺静脈の血液が高い。です。
解説
1.気管支動脈は、主に胸大動脈から分岐しており、体循環に属しています。
体循環とは、血液が心臓を出て全身に巡り、再び心臓に戻ってくる循環をいいます。
肺循環は、心臓を出て肺を通り、呼吸によって得た空気から酸素を受け取り、二酸化炭素を渡し、心臓に戻る循環をいいます。
気管支動脈は、肺の栄養血管です。肺の細胞に酸素を渡し、活動によって出た二酸化炭素を受け取っています。
2.気管軟骨は、気管の前方と側方を囲んでいます。
3.左肺は、上葉と下葉の2葉です。3葉からなるのは右肺です。
4.酸素飽和度は、簡単に言うと血中の酸素の濃度です。
肺動脈は、心臓から肺へ向かっていく血管で、肺静脈は肺を通り酸素をたくさん取り入れた後に心臓へ戻っていく血管です。そのため、肺静脈のほうが酸素濃度が高いので、肺静脈のほうが酸素飽和度が高くなります。
図のような体位でドレナージを行う肺葉はどれか。
1.右上葉
2.右下葉
3.左上葉
4.左下葉
正解は、、、
、、、4.左下葉です。
解説
ドレナージとは…体内に溜まった血液・膿・浸出液などを体の外に出すことを言います。この問題の場合は、肺から痰を出すドレナージを行っています。
図を見ると、頭側が低くなっており、体の右側を下にしています。重力を利用して高い位置から低い位置へ痰を移動させるので、肺の左下部分の肺葉をドレナージしているということがわかります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、肺の区域の数を覚えられるゴロ合わせを紹介しました。
ぜひレビューブックや暗記ノートなどに書き込んで、覚えるのに使ってくださいね!