こんにちは!国試対策のもちゆきナースです♪
このサイトでは、どこよりも詳しい解説、国家試験の暗記ポイント、過去問の解き方をお届けしています。
『1日1過去問』のカテゴリー内の記事を毎日1記事ずつ読むだけで、過去問の分析方法、国試に出るポイントが理解できるようになります。
今回は、開かれた質問、閉じられた質問とは何?違いは?の疑問について、具体例を挙げながら必修問題の解説と、国家試験の暗記ポイントをお伝えしていきます。
構音障害のある患者には、開かれたor閉じられた質問、どちらが適切かわかりますか?
まずは、問題から解いていきましょう。
問題
1.「頭痛はありますか」
2.「昨晩は眠れましたか」
3.「朝食は何を食べましたか」
4.「退院後はどのように過ごしたいですか」
正解は、、、
、、、4.「退院後はどのように過ごしたいですか」です。
解説
開かれた質問と、閉じられた質問は、次のように分類されます。
開かれた質問:相手が自由に理由を話せるもの。具体的な返答が期待できます。
閉じられた質問:「はい・いいえ」もしくは、一言で応えられる質問です。
上の問題のそれぞれの質問に対して、例を出して答えるとすると、次のようになりますね(・∀・)
1.「頭痛はありますか」→はい。
2.「昨晩は眠れましたか」→いいえ。
3.「朝食は何を食べましたか」→米です。
4.「退院後はどのように過ごしたいですか」→家族と一緒に自立して過ごしたいです。
相手が具体的に、自由に答えられる開かれた質問は、4番ですね。
1と2は、「はい・いいえ」で答えることができ、3は一言で答えることができるため、閉じられた質問です。
開かれた質問と閉じられた質問のわかりやすい違い
閉じられた質問は、時には返答を強制してしまうことがあります。
例えば、患者さんに「食事は美味しいですか?」と質問すると、「はい。」や「いいえ。」で答えるしかありません。
もっとわかりやすくすると、「食事は美味しいですよね?」と質問すれば、「はい。」と答えるしかできず、答えが閉ざされてしまっています。
これが、閉ざされた質問です。
反対に、同じ食事を食べているシーンでも、「お食事はいかがですか?」と質問すると、「おいしいです。」「このおかずが固いです。」「これが好みなんです。」など、味以外にも食材の固さや好みの話にまで、具体的に答えが広がっていきます。
これが、開かれた質問です。
開かれた質問の具体例
・今日はどのようなことでいらっしゃいましたか?
・今の悩みは何ですか?
・どんな犬を飼っていますか?
閉ざされた質問の具体例
・痛みはありますか?
・歳はいくつですか?
・薬は飲みましたか?
違いはわかりましたか?では、国家試験の過去問で理解度を確認してみましょう!
練習問題
1.「夕べは眠れましたか」
2.「薬はもう飲みましたか」
3.「傷は痛みませんでしたか」
4.「退院後は何をしたいですか」
正解は、、、
、、、4.「退院後は何をしたいですか」です。
解説
1.2.3.は、「はい・いいえ」で答えられるため、閉ざされた質問です。
4.は、「退院後には、料理をしたい、家族と旅行に行きたい」など、自由に具体的な返答を展開していくことができるため、開かれた質問です。
国家試験暗記ポイント
開かれたor閉じられた質問の区別は、時々必修で問われます。
また、状況設定問題では、構音障害(言葉が出にくい)のある患者への質問は、どちらが良いか?という問われ方をすることもあります。
構音障害があるときは、簡単に答えることのできる、閉じられた質問をするのが正解です♪
開かれた質問:相手が自由に理由を話せるもの。具体的な返答が期待できます。
閉じられた質問:「はい・いいえ」もしくは、一言で応えられる質問です。
上記の内容をしっかり理解しておきましょう!
国家試験に絶対合格するための勉強方法は、
①過去問題を解く
②解説を読む
③より詳しい解説を読んで理解する
④国試に出るポイントを暗記する
⑤類似問題を解く
この繰り返しをひたすら行うことです。
もちゆきナース室のこのサイトには、『1日1過去問』というカテゴリーがあり、この記事を読むだけで、
上記の①~⑤の流れに沿って勉強ができるようになっています。
自分で勉強する方法がよくわからない、まとまった詳しい解説を読みたい、こんな人はぜひこのサイトで勉強してみてくださいね!
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