この記事では副腎皮質から放出されるホルモンのゴロ合わせと、過去問題を紹介しています。
暗記した内容を過去問で解くことで、より知識が定着し模試の点数をアップさせることができます。
ややこしいホルモンは、ゴロ合わせで簡単に暗記しちゃいましょう。


目次
副腎皮質から出るホルモン:ゴロ合わせ

副腎皮質から出るホルモンは、
『秘書室にアンドーナツあるぞ!こっちこい!』
で暗記しましょう。
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副腎皮質から出るホルモン3つの作用
・糖質コルチコイド(コルチゾール、グルココルチコイド)の作用
糖質コルチコイドの作用はいくつかありますが、看護師国家試験向けに覚えるのは7つ!
・糖新生(糖を作り出す)
・たんぱく質代謝
・脂質代謝
・免疫の抑制
・抗炎症作用
・骨形成抑制
・水分調節
覚え方は『たことコメのスシ』のゴロ合わせで暗記しましょう!

『副腎皮質ステロイド』という薬は、コルチゾールの作用を薬にしたものです。
そのため、糖質コルチコイド(コルチゾール)の作用と、副腎皮質ステロイドの作用・副作用は一緒に暗記すると効率的です。


アルドステロン(鉱質コルチコイド,電解質コルチコイド)の作用
腎臓の遠位尿細管や集合管に作用し、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促します。

(アルドステロンの作用部位は、遠位尿細管と書いてある文献が多いですが、過去の国家試験で集合管に作用すると出題されたことがあるので、遠位尿細管と集合管とどちらも覚えてください。)
アンドロゲンの作用
副腎皮質から分泌される男性ホルモンです。これは女性も分泌されています。
精巣でもアンドロゲンが分泌されています。女性には精巣がないので、女性は副腎皮質だけからアンドロゲンが出ています。



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間違いやすいホルモンの別名
文献によってホルモンの名前をいろんな書き方をしているので、混乱する人も多いです。
ここで確認すべき間違いやすいホルモンの名前はこれ。
・鉱質コルチコイド=アルドステロン=電解質コルチコイド
厳密に言うと、これらはイコールでは無い!という文献もありますが、看護師国試レベルでは、上記内容はイコールと考えたほうが理解しやすくなります。
国家試験では、糖質コルチコイドという名称で出題される時もあれば、コルチゾールという名称で出題されるときもあります。
どちらも同じ副腎皮質から出るホルモンだ!と暗記すればOKですよー!


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国家試験の過去問題

副腎皮質から出るホルモンに関する、国家試験の過去問題です。
1.近位尿細管に作用する。
2.副腎髄質から分泌される。
3.ナトリウムの再吸収を促進する。
4.アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。
正解は、、、
、、、3.ナトリウムの再吸収を促進するです。
解説
1.近位尿細管ではなく、遠位尿細管や集合管に作用します。
2.アルドステロンは、副腎髄質ではなく、副腎皮質から分泌されます。
3.アルドステロンは、ナトリウムの再吸収を促進し、カリウムの排泄を促進します。
4.アルドステロンは、アンジオテンシンⅠではなく、アンジオテンシンⅡの作用によって、分泌が促進されます。(ちょっとひっかけだね!)
最後に
いかがでしたか?
この記事では、副腎皮質から出るホルモンの覚え方をゴロで紹介しました。
看護師国家試験の勉強のやり方は、
問題を解く
(過去問題集を使う)
↓
解説を読む、分析する
↓
重要ポイントを確認する
(レビューブックを使う)
↓
重要ポイントを暗記する
(ゴロで覚える)
↓
類似問題を解く
この繰り返しが大切です。
もちゆきナースのブログでは、看護師国家試験に出題されるポイントのゴロをたくさん紹介しています。
みんなが苦手とする暗記を楽にするために、ぜひ使ってくださいね!
また、ここで紹介したゴロやイラストを、レビューブックに付け足したり、勉強のまとめノートに追記したりと、活用しましょう。
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ありがとうございます