この記事では副腎髄質から放出されるホルモンのゴロ合わせと、過去問題を紹介しています。
暗記した内容を過去問で解くことで、より知識が定着し模試の点数をアップさせることができます。
ややこしいホルモンは、ゴロ合わせで簡単に暗記しちゃいましょう。
副腎髄質から出るホルモン:ゴロ合わせ

副腎髄質から出るホルモンは、
『ジーンズでアトムに乗る』
で暗記しましょう。
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副腎髄質から出るホルモン2つ
副腎髄質から出るホルモンは、アドレナリンとノルアドレナリンの2つです。
※ドパミンも分泌されると書いてある文献もありますが、国家試験で副腎髄質からドパミンが出ることを問われたことは無いため、アドレナリンとノルアドレナリンが出ることがわかれば国家試験は大丈夫です。
それよりも、ホルモンの作用の方が国家試験ではよく問われるので、確認しましょう!
副腎髄質ホルモンの作用
アドレナリンとノルアドレナリンは、交感神経を優位にさせる作用があります。
交感神経が優位になると言う事は、体を戦いのモードにするとイメージするとわかりやすいです。
体を戦いのモードにすると言う事は、このようになります。
・心拍数を上げる
・血圧を上げる
・抹消血管を狭くする(血管が狭くなると、血圧が高くなるため)
・気管支を広げる(気管支が広がれば、戦うためにたくさん息が吸えますよね)
・血糖値を上げる(戦うためのエネルギー!)
↑交感神経が優位になったときの作用はこれを覚えましょう!
覚え方は、
『アトムに乗って戦う』
のゴロ合わせで暗記しましょう!

アドレナリンとノルアドレナリンの作用は、微妙に異なる点がありますが、国家試験レベルでは同じ作用だと考えて良いです。

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間違いやすいホルモンの別名
文献によってホルモンの名前をいろんな書き方をしているので、混乱する人も多いです。
ここで確認すべき間違いやすいホルモンの名前は、
アドレナリン=エピネフリン
ノルアドレナリン=ノルエピネフリン
アドレナリンとノルアドレナリンをまとめて、カテコールアミンと呼ぶこともあります。
また、アドレナリンとノルアドレナリンとドパミンをまとめて、カテコールアミンと呼ぶこともあります。
過去に国家試験で、エピネフリンという名称で問題が出されたことはありません。
しかし、臨床では薬の名前として緊急時に使われることもあるので、余裕のある人はアドレナリン=エピネフリンも覚えておきましょう。
国家試験の過去問題
副腎髄質から出るホルモンに関する、国家試験の過去問題です。
1.抗炎症作用がある。
2.気管支を拡張する。
3.血糖値を低下させる。
4.血中カリウム値を低下させる。
正解は、、、
、、、2.気管支を拡張するです。
解説
副腎髄質ホルモンは、アドレナリンとノルアドレナリンのことでしたよね。
作用は、交感神経を優位にして、体を戦うモードにします。
1.副腎髄質ホルモンには、抗炎症作用はありません。副腎皮質ホルモンのコルチゾルには抗炎症作用があります。
2.戦うモードの時は、たくさんの酸素を体に取り込みたいので気管支を拡張させます。
3.戦うモードの時は、エネルギーを必要とするので血糖値を上昇させます。
4.血中カリウム血を低下させるのは、副腎皮質から分泌されるアルドステロンです。
個の問題は、副腎皮質ホルモンと、副腎髄質ホルモンの作用の違いがわからないと解けません。
引っ掛けの選択肢で間違えてしまわないように、副腎皮質ホルモンの確認もしておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
この記事では、副腎髄質から出るホルモンの覚え方をゴロで紹介しました。
看護師国家試験の勉強のやり方は、
問題を解く
(過去問題集を使う)
↓
解説を読む、分析する
↓
重要ポイントを確認する
(レビューブックを使う)
↓
重要ポイントを暗記する
(ゴロで覚える)
↓
類似問題を解くこの繰り返しが大切です。
もちゆきナースのブログでは、看護師国家試験に出題されるポイントのゴロをたくさん紹介しています。
みんなが苦手とする暗記を楽にするために、ぜひ使ってくださいね!
また、ここで紹介したゴロやイラストを、レビューブックに付け足したり、勉強のまとめノートに追記したりと、活用しましょう。
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