こんにちは!もちゆきナースです。
看護師国家試験に必要な暗記項目の一つ、『小児の成長過程・成長発達』について、月齢・年齢ごとにまとめました。
小児の成長は、子育て経験がなければ中々イメージが湧かず、数字も多く出てくる項目なので覚えるのが大変な領域です(:_;)
この記事では、国家試験に出題される暗記ポイントだけをまとめたので、国家試験の直前にも確認するようにしましょう!
・これだけ覚える!血液検査データ・基準値の暗記ポイント
・JCSとGCSの覚え方!ゴロと絵のイメージで暗記を。
・妊娠の経過の暗記ポイントまとめ
・褥瘡のブレーデンスケールとNPUAP分類の覚え方&ゴロ。
・国試直前に確認するべき、5つの計算問題まとめ。
目次
新生児期(出生~28日未満)の国試暗記ポイント

0か月(出生時)
・脈拍数が約140回/分
・呼吸数が約50回/分
・血圧が約60~90/30~50mmhg
・気管支の内径が狭く未熟なため、呼吸不全や感染を起こしやすい
・体内の全体水分量が体重の80%(細胞外液40%、細胞内液40%)
・腎臓や尿路系は、姿かたちはほぼ完成しているが、機能は未熟。(だからお漏らしをしてしまうんだね。)
乳児期(出生~満1歳)の国試暗記ポイント

・脈拍数が約130回/分
・呼吸数が約40回/分
・血圧が約90/60mmhg
・腹式呼吸が中心
・体内の全体水分量が体重の70%(細胞外液30%、細胞内液40%)
・1日の水分必要量は150ml/1㎏
・言葉は喃語を話す。例:「アーアー」「ウーウー」
0ヶ月〜12ヶ月の成長発達ゴロ合わせ

2ヶ月 ニヤリと笑う
4ヶ月 しっかり首が座る
5.6ヶ月 ごろっと寝返り
7ヶ月 なんとかお座り
8ヶ月 やっとハイハイ
10ヶ月 とうとうたっち
12ヶ月 一人前に一人立ち
1か月
・体重が出生時より1㎏増える
2か月
・体重あたりの循環血液量は、生後2か月以降は成人とほぼ変わらない
・尿の希釈力(水分を多くして薄める力)が成人と同じレベルに達する
・あやすと笑う
3か月
・1日の体重増加の目安が30g(生後0~3か月)
・血圧測定のマンシェットの幅は約3㎝のものを使用
・快・不快の感情があらわれる
・モノの動きを目で追う(追視)
4か月
・体重が出生時の約2倍(6㎏)
・末梢血の赤血球数、血色素量が新生児期より低下し、最低値となる(生理的貧血)
・首がすわる
5か月
・寝返りをする
・離乳食を開始する
6か月
・1日の体重増加の目安が25g(生後3~6か月)
・腎臓の尿濃縮力(老廃物を尿に多く含ませる力)は成人の約1/2
・母親由来のIgGが減少する
・人見知りや分離不安(母親がいないと泣いたり探す行動)が生じる
7ヶ月
・お座りをする
8か月
・ハイハイをする
9か月
・1日の体重増加の目安が20g(生後6~9か月)
10か月
・つかまり立ちをする
11か月
・つたい歩きする
幼児期(満1歳~就学)の国試暗記ポイント
・脈拍数が約110回/分
・呼吸数が約30回/分
・腹式呼吸から胸式呼吸に移行
・1日の水分必要量は100ml/㎏
1歳
・身長が出生時の約1.5倍(75㎝)、体重が出生時の約3倍(9㎏)になる
・粗大(大まかな)な運動機能が発達する
・1日の体重増加の目安が10g(生後9~12か月)
・ひとり歩きをする
・言葉は一語文を話す。例:「ママ」「まんま」
1歳6か月
・トイレットトレーニング開始(排尿感覚が2時間程度になった頃)
・離乳の完了
2歳
・言葉は二語文を話す。例:「ママ、あっち」「これ、たべる」
・反抗期の開始(自我のめばえ)
3歳
・幼児の頭囲の増加は男子の方が早く、3歳で成人の約90%の大きさになる
・腎臓の機能が成人と同様のレベルに達する
・脳の重量が新生児の3倍になる
4歳6か月
・身長が出生時の約2倍(100㎝)、体重が出生時の約5倍(15㎏)になる
5歳
・脳の重量が成人の90%にまで達する
・情緒(感情)の基礎がほぼ完成する
小児の身長・体重の増加ゴロ合わせ
小児の身長と体重の増加はよくテストや国家試験で出題されます。
ゴロ合わせで覚えましょう!


まとめ
いかがでしたか?
小児の成長発達は、月齢や基準値など覚える数値がたくさんあります。
勉強していると、文献によって歩き出す時期を1歳としているものと、1歳3か月としているものと、書いてある時期が違うために迷ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、国家試験で正常範囲から逸脱していると判断するときは、『2歳まで歩かない』など、大きくズレた時期を示しているため、暗記するときは大まかで大丈夫です。
今回の内容をきちんと暗記し、国家試験の直前にも確認するようにしましょうね!
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