摂取エネルギー量の計算問題を図で解説。3つの暗記ポイントとは。

看護学生
接種エネルギー量の計算問題が苦手だよぉ。
もちゆき
それなら、まずは3つの暗記ポイントを確認することからはじめないとね!

暗記ポイント3つは、

①80kcalの食品

②総エネルギー量に対する栄養素の割合

③栄養素の1gあたりのカロリー

これらを詳しく説明していきます!

また、実際の国家試験の計算問題を使って、摂取エネルギー量や3大栄養素の摂取量を求める問題をイラストで説明していきますね!

これさえ覚えれば、国試前に焦らなくてクラスメイトから一目置かれること間違いなしです(`・ω・´)

私もイラストを使って暗記をしたら、国試1年前に合格点ラインに到達できました
このブログで勉強してくれた読者さんからは、必修が35点から45点にアップしたっていう嬉しい報告をもらいましたヽ(゚∀゚)ノ

計算問題が苦手なあなたは、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

▼実習や課題レポートにかかる時間を短縮して、勉強時間を増やしたい方はこの記事をどうぞ!

看護学生の実習レポート・目標・評価の例!|実習の学びの書き方は?

2020年6月2日

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暗記①食品のカロリー

まず、摂取エネルギー量を求める際に、どのくらいの量の食事が何kcalかを覚える必要があります。

ポイントになるのは、80kcalは食品で言うとどのくらいの量になるのか。

なぜ80kcalなのかというと、食品交換表では80kcalを1単位として数えているからです。

 

1単位となる80kcalは、ご飯茶碗1/2に相当すると覚えましょう。

暗記ポイント①
1単位=80kcalは、ご飯茶碗1/2くらい!

 

暗記②総エネルギー量に対する栄養素の割合

1日の総エネルギー量に対して、糖質・タンパク質・脂質がそれぞれどのくらいの割合を占めているか覚える必要があります。

いろいろな参考書を覗いてみると、糖質は全体の55~60%で…等と書かれていますが、この半端な数字は覚えにくい!

 

ということで、国試対策では、糖質:タンパク質:脂質=60:20:20と、簡潔に覚えてしまって大丈夫です。

暗記ポイント②
糖質:タンパク質:脂質=60:20:20

 

暗記③栄養素の1g当たりのカロリー

摂取エネルギー量を求める際に、糖質・タンパク質・脂質がそれぞれどのくらいのカロリーがあるか知っている必要があります。

それぞれのカロリーは、以下の通り。

・糖質1g=4kcal
・タンパク質1g=4kcal
・脂質1g=9kcal

例えば、糖質50g摂取し、そのカロリーを求めるとなれば、
計算式は50g×4kcal=200kcalで、糖質50gは200kcalということがわかります。

暗記ポイント③
・糖質1g=4kcal
・タンパク質1g=4kcal
・脂質1g=9kcal

 

暗記ポイントまとめ
・ご飯茶碗1/2杯=80kcal
・糖質:タンパク質:脂質=60:20:20(栄養のバランス)
・糖質1g=4kcal
・タンパク質1g=4kcal
・脂質1g=9kcal

 

これらは、計算するうえで必要不可欠な知識です。

計算問題が苦手な人は、国試に出る20項目の計算問題が勉強できるこの参考書がオススメ!
一通りやってみるとかなり効果的です!


上記の内容を暗記して、計算問題に取り組みましょう!

では、国試の過去問題で計算問題の練習をしましょう。

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必要な脂肪摂取量を求める問題

 

第99回 一般状況設定
1日のエネルギー所要量が2300kcalの標準体型の40歳の男性。1日の脂肪摂取量で適切なのはどれか。
1.35g
2.55g
3.80g
4.100g

 

 

 

 

正解は、、、

、、、2.55gです。

 

 

 

 

解説

1日の総エネルギー量に対する糖質:タンパク質:脂質の割合は、60:20:20でしたね!

脂質は、総エネルギー量の20%にあたります。

 

問題では、総エネルギー量が2300kcalだったため、そのうちの20%が脂質であることを計算で求めます。

全体の20%を求めるときは、全体の数値に0.2をかけます。

2300kcal×0.2=460kcal。

460kcal分が脂質ということがわかりました。

 

次に、460kcal分の脂質は、何gに相当するかを求めます。

脂質の重さは9kcalで1gでしたよね。

なので、計算式は以下のようになります。

460kcal÷9=51g

よって、適切な脂肪摂取量が51gと求められました。

 

選択肢の中で51gに一番近いのは、2番の55gなので、これが答えとなります。

 

数字に若干のズレが生じるのは、脂質の割合を何%で計算するかが定まっていないためです。

ここでは20%で計算しましたが、正確には脂質の割合は20~25%の範囲があります。

ですが、このような問題は数字が一番近い答えを出せれば良いので、このまま脂質は20%と大まかに覚えておけば問題ありません。

 

では、2問目の練習問題にうつりましょう。

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摂取エネルギー量を求める問題

 

第97回 一般状況設定
Aさんは、朝食と昼食は食べられず、夕食に梅干し1個でご飯を茶碗1/2杯食べた。日中に5%ブドウ糖500mlの点滴静脈内注射を受けた。Aさんのおおよその摂取エネルギーはどれか。
1.140kcal
2.180kcal
3.250kcal
4.330kcal

 

 

 

正解は、、、

、、、2.180kcalです。

 

 

解説

5%ブドウ糖500mlというのは、500mlの水の中に5%の糖分が溶けている液体のことです。

まず、5%の糖分の量を求めます。

500ml×0.05=25g

500mlの点滴の中に、25gの糖分が含まれていることが分かりました。

 

糖は、1gにつき4kcalなので、25g×4kcal=100kcalとなります。

そして、ご飯茶碗1/2杯=80kcalというのは、暗記しましたよね!

 

最後に、ご飯のカロリーと点滴のカロリーを足します。

80kcal+100kcal=180kcal

よって、答えは180kcalになります。

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まとめ

いかがでしたか?

計算方法だけわかっていても、カロリーの計算は解けません。

前もって暗記しておくべきポイントを押さえておけば、あとは計算するだけ!

この内容は忘れないように、国試直前にも確認するようにしてくださいね!

暗記ポイントまとめ
・ご飯茶碗1/2杯=80kcal
・糖質:タンパク質:脂質=60:20:20(栄養のバランス)
・糖質1g=4kcal
・タンパク質1g=4kcal
・脂質1g=9kcal

 

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※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。

 

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