必要な薬液の量を求める計算問題は、正答率がとても低く、計算問題の中でも全国の看護学生が苦手としている範囲ということがわかります。
ここでは、みんなが苦手な薬液量を求める計算を、わかりやすく絵で解説しています。
また、意味を理解しないで公式を丸暗記したい人のためにも、薬液量を求める公式も公開しています。
一緒に確認して、苦手な国試の計算問題を克服しましょうね!
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必要な薬液量を求める計算問題
まずは、国家試験の過去問題を使って、解説していきます。
まず、この問題の意味が分からない人は、絵で整理してみましょう。

求めるのは、どのくらい5%クロルヘキシジングルコン酸塩が必要になるかです。
ではまず、作る予定の0.2%の濃度は、5%の濃度に比べてどのくらい薄いかを求めます。
計算式は、5÷0.2=25。

これにより、5%の濃度を0.2%に薄めるには、25倍に薄めればよいとわかります。
次に、これを踏まえて、5%のクロルヘキシジングルコン酸塩を25倍に薄めたときに2000mlになる量を求めます。
計算式は、2000÷25=80。よって、答えは80mlです。
5%のクロルヘキシジングルコン酸塩を80ml使用し、25倍に薄めると、0.2%のクロルヘキシジングルコン酸塩が2000mlできるということです。
では、過去問の類似問題を練習で解いてみましょう。
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練習問題
正解は、、、
、、、40mlです。
解説
5%のグルコン酸クロルヘキシジンを、0.2%に薄めるには、
5÷0.2=25で、25倍に薄めれば良いとわかります。
次に、5%のグルコン酸を25倍に薄めたときに1000mlになる量を求めます。
1000÷25=40で、答えは40mlとわかります。
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必要な薬液量を公式で覚える
実は、必要な薬液量を求める計算は、公式も存在します。
上記の説明が理解できない!公式を丸暗記したい!と言う人は、この公式を覚えて、当てはめて計算するようにしましょう。
では、この問題を、公式に当てはめて計算してみましょう。
これを公式に当てはめると、
0.2%÷5%×2000ml=80
と、このように計算することができます。
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まとめ
必要な薬液量を求める問題は、苦手意識の強い学生が多く、正答率も大きく下がっています。
絵を使ってイメージしながら覚えると、計算式を暗記するよりも記憶に残りやすく、度忘れもしにくいのでオススメです。
しかし、数学が苦手な人は、絵があってもイメージしながら計算するのは難しいかもしれません。
そんな方は、公式を丸暗記しちゃいましょう!
必ず、国試前にはこのページを確認して計算方法を思い出してくださいね!
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