こんにちは!もちゆきナースです♪
このサイトでは、どこよりも詳しい解説、国家試験の暗記ポイント、過去問の解き方をお届けしています。
『1日1過去問』のカテゴリー内の記事を毎日1記事ずつ読むだけで、過去問の分析方法、国試に出るポイントが理解できるようになります。
今回は、浣腸の技術に関する国家試験問題を解説していきます。
浣腸の問題は、過去問を見てもわかる通り、かなりよく出題されているものです。
浣腸の時の体位は?
チューブの挿入は何cm?
何度に温めるの?
絶対にやってはいけない危険な体位って?
これらを一緒に確認していきましょう(・∀・)
目次
問題
まずは国家試験問題から解いてみましょう!
1.バリウム
2.ヒマシ油
3.グリセリン
4.エタノール
正解は、、、
、、、3.グリセリンです。
解説
1.バリウムは、人間ドック等でよく使用される、胃レントゲン検査のときに飲む、白いアレです!
2.ヒマシ油は、下剤として飲むことがありますが、浣腸液には使いません。
3.グリセリンは、浣腸液として使用します。
4.エタノールは、消毒で使用されます。
浣腸の問題はよく国家試験に出ます!
浣腸の看護技術は、よく国家試験で問われるところです。
手順や、浣腸を行う際の注意点を確認しましょう!
浣腸液の種類
グリセリン浣腸:固くなった便を柔らかくする作用。腸を刺激し、蠕動運動を促す。
生理食塩水、微温湯:大量の液体を注入し、腸を広げ、排便反射を促す。
せっけん液:アルカリのせっけん液で腸を刺激し、蠕動運動を促す。乳化作用と浄化作用で便を柔らかくする。
浣腸液には上記のような種類がありますが、臨床で最もよく使われるのがグリセリン浣腸で、国家試験でもグリセリン浣腸の問題がほとんどです。
(私はグリセリン浣腸しか使ったこと無いです(・∀・))
グリセリン浣腸の手順

1.グリセリン浣腸液を40~41度に温める。
2.患者を左側臥位にする。
3.チューブの先にワセリンかオリーブ油を塗り、滑りやすくする。
4.肛門から6㎝チューブを挿入する。
5.60㎖を20秒の速さで注入する。
グリセリン浣腸の注意点
・必ず左側臥位で行う
浣腸をすると便がすぐ出るから困る!と、トイレで立位で行うと腹部に圧がかかりやすくなったり、看護師から肛門が良く見えないことから、腸穿孔のリスクが高まります。
以前、立位で浣腸を行ったために腸穿孔を起こしたという、医療事故があったため、国家試験でも浣腸時の体位はよく問われます!絶対覚えてね!!
練習問題
浣腸の過去問題は、かなりたくさんありますが、手順をしっかり覚えていれば確実に解けるもの。ここで完璧に身に着けておきましょうね!
看護師になってからもよく行う処置です(`・ω・´)
1.立位
2.側臥位
3.仰臥位
4.シムス位
正解は、、、
、、、1.立位です。
解説
浣腸を行う際は、肛門の走行に合わせて左側臥位で行います。
立位だと、腹圧がかかったり、重力で腸が下に下がり、看護師からも肛門が確認しにくくなるため、チューブを腸に刺して、腸穿孔を起こしてしまう可能性があります。
練習問題2
1.腸管の蠕動を促進する。
2.腸管内の炎症を和らげる。
3.腸壁の水分吸収を促進する。
4.腸管内のガスの吸収を促進する。
正解は、、、
、、、1.腸管の蠕動を促進するです。
解説
グリセリン浣腸は、腸壁を刺激し、蠕動(腸の運動)を促すことにより、排便を促進させる作用があります。
炎症を和らげる効果はなく、腸内での便の通りが早くなるため水分やガスの吸収が阻害されます。
国家試験暗記ポイント
浣腸の看護技術は、必須問題でも一般問題でも数多く出題されます。
今回の国家試験のための暗記ポイントはこちら!
・体位は左側臥位
・立位は腸穿孔のリスクあり
・チューブは肛門から6㎝挿入する
看護師になってから、安全に浣腸を行うために知っておくべきことは、国家試験でも問われます。
今回の内容を、必ず覚えるようにしましょうね!
国家試験に絶対合格するための勉強方法は、
①過去問題を解く
②解説を読む
③より詳しい解説を読んで理解する
④国試に出るポイントを暗記する
⑤類似問題を解く
この繰り返しをひたすら行うことです。
もちゆきナース室のこのサイトには、『1日1過去問』というカテゴリーがあり、この記事を読むだけで、
上記の①~⑤の流れに沿って勉強ができるようになっています。
自分で勉強する方法がよくわからない、まとまった詳しい解説を読みたい、こんな人はぜひこのサイトで勉強してみてくださいね!
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