大動脈解離の病態・原因・症状・分類まとめ【過去問解説】

看護学生
大動脈解離の国試のポイントを簡単に覚える方法はないの?
もちゆき
イラストを使うと、10倍覚えやすくなるよ!

この記事では、

・大動脈解離(解離性動脈瘤)の病態イラスト

・原因、分類、症状、診断、治療のまとめ

・国家試験で出題されるポイント

をまとめています。

この記事の内容を覚えれば、模試の点数が劇的にアップすること間違いなしです(`・ω・´)

私もイラストを使って暗記をしたら、国試1年前に合格点ラインに到達できました。

このブログで勉強してくれた読者さんからは、クラス順位が一気に20番アップしたよーっていう嬉しい報告をもらいましたヽ(゚∀゚)ノ

なかなか大動脈解離が覚えられないあなたは、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

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2019.11.19

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大動脈解離とは?基本情報まとめ

もちゆき
国家試験に出るポイントを中心に解説していくよー!

大動脈解離の病態

動脈の壁の構造は、3層構造になっています。

外膜・中膜・内膜のうちの中膜が裂けるように解離し、血管の壁に血液が入っていってしまうのが、大動脈解離です。

国試暗記ポイント
・大動脈解離は、血管の中膜が裂けてしまう疾患である。

大動脈解離の原因

大動脈解離は、高血圧、動脈硬化、マルファン症候群が基礎疾患にあると起こりやすいです。

血管が裂ける病気なので、高血圧で血管壁に負荷がかかっていたり、動脈硬化で血管がもろくなっていると高リスクです。

また、マルファン症候群は、骨・眼・心血管異常を合併する遺伝子疾患なので、大動脈解離の原因となることがあります。

国試暗記ポイント
・大動脈解離の原因は、主に高血圧、動脈硬化、マルファン症候群が挙げられる。

 

大動脈解離の分類

大動脈解離の分類方法は大きく分けて2種類あります。

スタンフォード分類

これは、解離の範囲(どこからどこまで裂けてるの?)によって、A型とB型の2つに分類をします。

A型:上行大動脈に解離があるもの。急性期死亡が多い。重症。緊急手術が必要。

B型:上行大動脈に解離がないもの。破裂の危険が無い限り、保存的治療(降圧・安静)をする。

 

 

ドゥベーキー分類

これは、動脈のどの位置から血管の中膜へ血液が流入しているかと、解離の範囲(どのくらい裂けてるの?)で4つに分類します。

 

Ⅰ型:入口が上行大動脈にあり、そこから腹部大動脈まで解離があるもの。

Ⅱ型:入口が上行大動脈にあり、解離がそこだけに留まるもの。

Ⅲa型:入口が胸部下行大動脈にあり、解離がそこだけに留まるもの。

Ⅲb型:入口が胸部下行大動脈にあり、解離が腹部大動脈まで及ぶもの。

国試暗記ポイント
・分類は、ドゥベーキー分類と、スタンフォード分類がある。
・より重症なのは、ドゥベーキー分類のⅠ型・Ⅱ型、スタンフォード分類のA型である。

なぜ上行大動脈に解離があると重症なの?

大動脈解離は、上行大動脈に解離があるかどうかで重症度が変わります。

その理由は、上行大動脈が心臓に近いから、というものがあります。

心臓に近い太い血管が裂けてしまうと、つられて心臓の周りの壁も裂けてしまい、血液が心臓の周りに溜まってしまいます。

これが、心タンポナーデです。

心タンポナーデというのは、心嚢内(心膜腔)に血液が貯留することで、心臓の動きが制御されてしまう命に関わる疾患です。

国試暗記ポイント
大動脈解離の合併症には、心タンポナーデがある。

大動脈解離の症状

大動脈解離の症状は、いきなりの胸から腰・背部の激痛です。

合併症として、心タンポナーデや、胸腔内出血を起こして出血性ショックに陥ることがあります。

国試暗記ポイント
・症状は、突然の胸から腰背部の激痛。

大動脈解離の診断、治療

大動脈解離の診断は、造影CTで確定します。

 

※なぜ単純CT(普通のCT)ではなく、造影CTなの?

造影CTというのは、造影剤という薬を血管の中に注入してCTの撮影をする検査です。
造影剤の薬は、血液に乗って運ばれCTで撮影すると画像に写るので、血管の病気を探すときによく使われます。
そのため、大動脈解離も造影剤を使ったCT撮影で、診断を確定します。

 

治療は、最も大切なのが血圧の管理です。

血圧が高いと、血管の壁に負荷がかかり、解離(血管が裂ける)のが進んでしまいます。

スタンフォードA型や、ドゥベーキーⅠ型・Ⅱ型は、上行大動脈が解離している重症のタイプなので、緊急手術を考慮します。

国試暗記ポイント
・大動脈解離の治療は、血圧管理が重要。
・大動脈解離の確定診断は、造影CT。

 

大動脈解離の国試暗記ポイント

 

暗記ポイント
・大動脈の中膜が解離する疾患である。
・原因は、高血圧、動脈硬化、マルファン症候群。
・分類は、ドゥベーキー分類と、スタンフォード分類がある。
・より重症なのは、ドゥベーキー分類のⅠ型・Ⅱ型、スタンフォード分類のA型である。
・症状は、突然の胸から腰背部の激痛。
・合併症は、心タンポナーデ。
・治療は、血圧管理が重要。
・確定診断は、造影CT。

これらを覚えたら、大動脈解離の過去問題を解いて知識の確認をしましょう。

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練習問題

 

第92回 一般状況設定
57歳女性。高血圧あり。突然強い背部痛と胸が締め付けられる症状が出現した。入院後、動作はできるだけゆっくりすること、手術まではベッド上安静を保つことが説明された。その主たる理由はどれか。

1.血圧の変動を防ぐ。
2.心筋酸素消費量を下げる。
3.末梢循環血液量を確保する。
4.ガス交換の効率を高める。

 

 

 

正解は、、、

、、、1.血圧の変動を防ぐです。

 

解説

この問題の疾患は、既往歴に高血圧があること、突然に背部痛が出現したことなどから、高血圧による大動脈解離が疑われます。

大動脈解離では、血圧の上昇が解離を悪化させる原因となるので、安静にし血圧の変動を防ぐことが最優先となります。

2.3.4.の解答も安静にすることで得られる効果ではあるが、大動脈解離の際に求められる主たる理由にはなりません。

 

問題

 

第107回 午前28
急性大動脈解離について正しいのはどれか。
1.大動脈壁の外膜が解離する。
2.診断には造影剤を用いないCT検査を行う。
3.Stanford<スタンフォード>分類B型では緊急手術を要する。
4.若年者ではMarfan<マルファン>症候群の患者にみられることが多い。

 

 

 

正解は、、、

、、、4.若年者ではMarfan<マルファン>症候群の患者にみられることが多い。です。

 

解説

1.大動脈解離は、動脈を構成する外膜・中膜・内膜の三層のうち、中膜が解離することで起こります。
2.確定診断には、造影剤を用いるCTを行います。
3.スタンフォードA型のほうが重症で予後不良のため、緊急手術が必要になることが多いです。
4.マルファン症候群は、コラーゲン代謝異常の骨・眼・心血管に異常をきたす遺伝子疾患で、大動脈解離の原因となります。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、大動脈解離(解離性大動脈瘤)の国家試験に出るポイントをまとめました。

この記事の暗記ポイントは絶対に覚えておくと、国家試験で役立ちます。

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※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。

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