この記事では下垂体後葉から放出されるホルモンのゴロ合わせと、過去問題を紹介しています。
暗記した内容を過去問で解くことで、より知識が定着し模試の点数をアップさせることができます。
ややこしいホルモンは、ゴロ合わせで簡単に暗記しちゃいましょう。
下垂体後葉から出るホルモン:ゴロ合わせ

下垂体後葉から出るホルモンは、
『後ろのオバさん』
で暗記しましょう。
下垂体後葉から出るホルモン2つ
①オキシトシン

1.子宮収縮作用
2.乳汁射出作用
②バソプレシン(抗利尿ホルモン)

腎臓の尿細管に作用し、尿量を減少させる。
間違いやすい下垂体後葉ホルモンの別名
文献によってホルモンの名前をいろんな書き方をしているので、混乱する人も多いです。
ここで確認すべき間違いやすいホルモンの名前は、
・バソプレシン=抗利尿ホルモン

国家試験では、『バソプレシン』と書かれているときもあれば、『抗利尿ホルモン』と書かれていることもあります。そのため、両方の名前で覚えましょう。
ADHという名前もバソプレシン、抗利尿ホルモンと同じものです。
国家試験では、ADHだけで出題される事はなく、バソプレシン(ADH)や、抗利尿ホルモン(ADH)と書かれます。
そのため、覚える余裕がある人は暗記しておくと良いです。大変な人は暗記しなくて良いです。
看護師国家試験の過去問題
下垂体後葉から出るホルモンに関する、国家試験の過去問題です。
1.視床下部
2.下垂体後葉
3.甲状腺
4.副腎皮質
正解は、、、
、、、2.下垂体後葉です。
解説
この問題は文章が長いため、問題を解くために必要な情報を一つずつ整理していきましょう。
まず、この問題文の中から、正常ではない箇所を抜き出していきます。
この問題の正常ではない箇所は
①口渇が強く、飲水量が増えた。
②5ℓ以上の薄い排尿
です。
1日の尿量の正常値は1~2Lであるため、5L以上の尿が出ており、口渇感があるということは排尿に問題を抱えていると考えられます。
排尿に関するホルモンが出ているのは、選択肢の2.下垂体後葉から出る、抗利尿ホルモン(バソプレシン)ですよね。
抗利尿ホルモンは、簡単に言うと尿を出にくくするホルモンです。そのため抗利尿ホルモンが出にくくなると、尿がどんどん出てしまい、尿量が増加したり、体内の水分量が減ることで口渇・多飲が起こります。
最後に
いかがでしたか?
この記事では、下垂体後葉のホルモンの覚え方をゴロで紹介しました。
看護師国家試験の勉強のやり方は、
問題を解く
(過去問題集を使う)
↓
解説を読む、分析する
↓
重要ポイントを確認する
(レビューブックを使う)
↓
重要ポイントを暗記する
(ゴロで覚える)
↓
類似問題を解く
この繰り返しが大切です。
もちゆきナースのブログでは、看護師国家試験に出題されるポイントのゴロをたくさん紹介しています。
みんなが苦手とする暗記を楽にするために、ぜひ使ってくださいね!
また、ここで紹介したゴロやイラストを、レビューブックに付け足したり、勉強のまとめノートに追記したりと、活用しましょう。
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