この記事では、
- バセドウ病とはどんな病気?
- バセドウ病の病態(なぜ甲状腺ホルモンの分泌が亢進するの?)
- バセドウ病の症状10個(ゴロ合わせ)
- バセドウ病の看護師国家試験問題
についてまとめています。
バセドウ病の症状が覚えられないあなたのために、あっという間に暗記できるゴロ合わせを考えました。
これさえ覚えれば模試の点数が劇的にアップすること間違いなしです(`・ω・´)
私もイラストやゴロ合わせを使って暗記をしたら、学年1位に到達できました。
このブログで勉強してくれた読者さんからは、必修が35点から45点にアップした!という嬉しい報告をもらいましたヽ(゚∀゚)ノ
なかなかバセドウ病の症状が覚えられないあなたは、ぜひこの記事を読んでみてくださいね!
▼勉強しなきゃなのについ寝ちゃうあなたはこれを飲め!〇〇で勉強効率もアップ↑
スポンサーリンク
目次
バセドウ病とは?どんな病気なの?
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンのT3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)の分泌が多くなり、そのホルモンの作用により全身の代謝が亢進している状態です。
なぜ甲状腺ホルモンの分泌が亢進するの?
甲状腺ホルモンの分泌が亢進してしまう理由は、自己抗体が甲状腺刺激ホルモン受容体にくっついて、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になるからです。
自己抗体が作られてしまう原因は、はっきりわかっていません。
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の症状10、ゴロ合わせ
バセドウ病の症状は、
- 甲状腺腫
- 眼球突出
- 頻脈
- 動悸
- 息切れ
- 倦怠感
- 発汗
- 手指震戦
- 体重減少
- イライラ
です。
バセドウ病の症状は、看護師国家試験でよく問われます。
主な症状を10つ覚えておけば、国家試験で対応できます。
10つの症状の覚え方は、『検診のめしひどい、はぁいらいら痩せた』のゴロ合わせで暗記しましょう!
実際に、ここで紹介したゴロ合わせを付箋やメモ用紙に真似して描いてみてくださいね。
メモした付箋をレビューブックや付箋ノートに貼っておけば、忘れてもすぐに覚え直すことができます。
レビューブックの作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
【完全版】国試に出るゴロ合わせデータ集について
私の考えたゴロ合わせが好評で
「ゴロ合わせをまとめたものが欲しい!」
という声が多かったので、100個以上のゴロ合わせをまとめたPDF資料をつくりました。
どのゴロ合わせも国試に出題されるものばかりなので、ぜひダウンロードして活用してください。
有料にはなりますが、一度ダウンロードすれば新たに追加されたゴロもそのまま閲覧できます。
毎年100人以上の学生さんがこのデータを活用して国試に合格してくれているので、
「確実に国試に合格したい!」という方はぜひ。
スポンサーリンク
バセドウ病、甲状腺ホルモン亢進症に関する国家試験問題
今回の記事で学んだ内容に関する、過去の看護師国家試験問題を解いてみましょう!
甲状腺ホルモンの分泌が亢進した状態の身体所見について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.徐脈
2.便秘
3.眼球突出
4.皮膚乾燥
5.手指振戦
正解は、、、
、、、3.眼球突出と、5.手指振戦です。
解説
この問題は、2つの選択肢を選ぶ問題です。問題文にある、甲状腺ホルモンの分泌が亢進した状態というのは、バセドウ病のことを言います。
そのため、この記事で紹介した、【バセドウ病の症状10個を覚えるゴロ合わせ】を覚えていれば答えられる問題ですね!
1.甲状腺ホルモンの分泌が亢進すると、頻脈・動機が出現するため、徐脈は間違いです。
2.便秘は、甲状腺ホルモンの分泌が亢進した状態の身体所見ではみられません。
3.眼球突出は、甲状腺ホルモンの分泌が亢進したときに起こる症状です。
4.皮膚乾燥は、甲状腺ホルモンの分泌が亢進した状態の身体所見ではみられません。
5.手指振戦は、甲状腺ホルモンの分泌が亢進したときに起こる症状です。
Aさん(35歳、女性、会社員)は、動悸、手指の震え及び体重減少があり、受診したところ、頻脈と眼球突出を指摘され抗甲状腺薬の内服を開始した。Aさんは看護師に、「仕事のストレスは寝る前にビールを飲むことで解消するようにしているが、ちょっとしたことでイライラして眠れない」と話した。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.「仕事を休みましょう」
2.「禁酒する必要があります。」
3.「積極的に運動しましょう。」
4.「発熱したときは受診してください。」
5.「病気が原因でイライラしやすくなります。」
正解は、、、
、、、4.「発熱したときは受診してください。」と、5.「病気が原因でイライラしやすくなります。」です。
解説
この問題は、答えを2つ選ぶ問題です。
まず、問題文に出てくる症状の、動悸・手指の震え・体重減少・頻脈・眼球突出は、すべてバセドウ病の症状に当てはまります。
また、甲状腺のホルモンの分泌量を抑える薬である、抗甲状腺薬の内服が開始されたことからも、Aさんはバセドウ病だと判断ができます。
1.「仕事を休みましょう」→問題文からは、仕事の内容は読み取れないが、イライラがあっても仕事を休むことをいきなり勧めるのは適切ではありません。
イライラの原因は仕事ではなく、バセドウ病の症状によるものも考えられるため、抗甲状腺薬の内服後の様子を見ていく必要があります。
2.「禁酒する必要があります。」→抗甲状腺薬の副作用に肝機能異常があるが、設問からは肝機能に問題があるとは読み取れません。
また、飲酒量が大量との情報もないため、禁酒までする必要性はありません。
3.「積極的に運動しましょう。」→バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌することで全身の代謝が亢進し、通常の生活をしていてもエネルギー消費が大きくなってしまいます。
そのため、積極的な運動を勧めてしまうと、さらに疲れやすくなったり体重減少につながってしまうため、適切ではありません。
4.「発熱したときは受診してください。」→抗甲状腺薬の副作用に、無顆粒球症があります。
顆粒球が減少すると、免疫機能が低下し発熱をしやすくなります。
そのため、高熱が出たときはすぐに受診を勧める必要があります。
5.「病気が原因でイライラしやすくなります。」→バセドウ病の症状には、イライラしたり集中力が低下するなどの精神症状が現れることがあります。
Aさんのイライラや不眠の症状は、バセドウ病が原因である可能性が高いです。
スポンサーリンク
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、バセドウ病に関する国家試験ポイントをゴロで紹介しました。
また、
「本気で国試に合格したい!」
「どうしても点数上がらず困ってる!」
という人は、もちゆきのノート『国家試験の点数を上げる裏ワザ勉強法』も読んでほしいです。
有料版ですが、切羽詰まってる人向けに心を込めて書いたのでぜひ。
これを読んで実行すれば、絶対に点数は上がります。
※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。