輸血の保存温度の簡単な覚え方・ゴロ【看護師国家試験に出るよ】

輸血 保存温度
看護学生
輸血の保存温度が覚えられないよー!

赤血球だけじゃなくて、いろんな種類があるのも知らなかった。

 

もちゆき
輸血は、成分ごとに保存しておく温度が違うんだよ!

国家試験にも出るから、ゴロで簡単に保存温度を覚えちゃおう!

看護師国家試験では、輸血の保存方法についてよく出題されます。

看護師になってからも使う知識なので、ここで輸血の保存に関する重要ポイントを確認していきましょう。

この記事では、

・輸血の保存温度の覚え方・ゴロ

・輸血に関する国家試験の過去問題の解説

についてまとめています。

輸血の保存温度が覚えられないあなたのために、一瞬で覚えられるゴロ合わせを考えました。

これさえ覚えれば、模試の点数が劇的にアップすること間違いなしです(`・ω・´)

私もイラストやゴロ合わせを使って暗記をしたら、偏差値70超えできました。

このブログで勉強してくれた読者さんからは、必修が35点から45点にアップ!という嬉しい報告をもらいましたヽ(゚∀゚)ノ

なかなか輸血の保存温度が覚えられないあなたは、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

輸血の副作用が簡単に覚えられるゴロ合わせは、こちらで紹介しています!

輸血 副作用 覚え方

輸血の即時型・遅延型の副作用の覚え方・ゴロを紹介

2020年5月11日

 

輸血の保存方法・保存温度は?

まずは、輸血の保存方法について、看護師国家試験レベルの基礎知識です。

赤血球製剤

保存温度:2〜6℃で保存

2~6℃より温度が高いと赤血球が変形してしまうため、この温度で保存します。

また、これより温度が低いと凍ってしまい、溶かしたときに赤血球が壊れてしまいます。

基本的に温めずに使用できます。

急速に大量の赤血球を輸血をする時は、体温より低い温度の輸血が体内に入ると低体温になることがあるため、37℃に温めて使用します。

血小板製剤

保存温度:20〜24℃で振とう(揺らす)しながら保存

血小板には、血液を固める作用があるので、保存するときは振とう(揺らす)させながら保存します。

私は最初、「誰かがずっとフリフリしてるの!?」と思ってました。笑

実際はゆりかごのようにユラユラする棚に保管されています♪

新鮮凍結血漿

保存温度:−20℃以下で保存

30〜37℃のお湯の中で溶かして使います。

輸血バックが濡れないようにビニール袋に入れて溶かします。

溶かしてからは3時間以内に輸血します。

 

輸血の保存温度の簡単な覚え方・ゴロ

輸血の保存温度の覚え方は、簡単にゴロで暗記しちゃいましょう!

輸血 保存温度 ゴロ合わせ 覚え方

赤血球製剤は、2~6℃で保存なので、『赤ちゃんのおふろ』のごろ合わせで覚えましょう。

血小板製剤は、20~24℃で保存なので、『小さい板チョコ臭うから蓋しよ!』のごろ合わせで覚えましょう。

新鮮凍結血漿は、-20℃で保存なので、『新鮮なハタチ』のごろ合わせで覚えましょう。

もちゆき
脳科学的に『楽しく覚えること』は、暗記力をアップさせると言われているよ!
看護学生
だからゴロ合わせは暗記に強いということなんだね!

実際に、ここで紹介したゴロ合わせを付箋やメモ用紙に真似して描いてみてくださいね。

メモした付箋をレビューブックや付箋ノートに貼っておけば、忘れてもすぐに覚え直すことができます。

レビューブックの作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください!

レビューブックを買うべきか?の答えはYES。使い方は?【2024】

2022年3月14日

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輸血の保存の過去問題解説

輸血の保存をゴロで暗記したら、関連する過去問題を解いてみましょう。

第109回 必修問題
赤血球製剤の保存温度で適切なのはどれか。

1.-6~-2℃
2.2~6℃
3.12~16℃
4.22~26℃

 

正解は、、、

、、、2.2~6℃です。

解説
赤血球輸血は、2~6℃の冷蔵庫で保存します。

 

 

 

第108回 一般状況設定問題
20℃から24℃で保存するのはどれか。

1.全血輸血
2.血漿製剤
3.赤血球液
4.血小板製剤

 

正解は、、、

、、、4.血小板製剤です。

解説
1.全血輸血は2~6℃で保存します。全血輸血というのは、採取した血液を成分ごとに分けずにそのまま使うものです。

現在は、用途ごと成分に分けた輸血が行われることが多く、全血輸血はほとんど使われていません。

そのため、国家試験レベルでは全血輸血については覚える必要はないです。

2.血漿製剤は、-20℃以下で保存します。血液凝固因子(血液を固める役割)を補充するときに使います。

3.赤血球液は、2~6℃で保存します。貧血や出血性ショックなどで赤血球が少なくなった時に使います。

4.血小板製剤は、20~24℃で振とう(揺らし)しながら保存します。抗がん剤治療や肝機能低下により血小板が少なくなった時に使います。

 

 

第89回 一般状況設定
新鮮凍結血漿の取り扱いで誤っているのはどれか。

1.冷凍庫で保存する。
2.容器のまま30~37℃で解凍する。
3.解凍後は静かに混和する。
4.解凍後は5時間以内に使用する。

 

正解は、、、

、、、4.解凍後は5時間以内に使用するです。(誤っているものを選ぶ問題です)

解説
1.-20℃以下の冷凍庫で凍結して保存します。冷凍庫の温度が書かれていないので迷う選択肢ですが、『冷凍』は間違っていないので正しい選択肢です。

2.使用する際は、凍結している血漿製剤を容器のままぬるま湯につけて解凍します。正しい選択肢です。

3.混和とは混ぜるということ。容器のまま静かに揺らして、中身の温度や成分が均一になるように混和します。激しく揺らすと破損につながるので静かに行います。正しい選択肢です。

4.解凍後は、3時間以内に使用します。解凍後時間が経ちすぎると、成分が変化してしまうためです。選択肢の5時間は違っているので、この選択肢を選ぶのが正解です。

 

まとめ:輸血の保存はゴロで簡単に覚えましょう

いかがでしたか?
この記事では、輸血の保存の覚え方をゴロで紹介しました。

輸血の保存温度は、必修問題で出題されやすいのでチェックしておきましょう!

また、

「本気で国試に合格したい!」
「どうしても点数上がらず困ってる!」

という人は、もちゆきのノート『国家試験の点数を上げる裏ワザ勉強法』も読んでほしいです。

有料版ですが、切羽詰まってる人向けに心を込めて書いたのでぜひ。

これを読んで実行すれば、絶対に点数は上がります。

 

※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。

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