この記事は、新人看護師としてスタートダッシュして、先輩達と上手くやれるように準備しておきたいナースの卵向けに書きました。
「先輩に目をつけられたくない。」
「同期から遅れをとりたくない。」
そう思っている新人さんはとても多いです。
ここでは、スムーズに新生活をスタートさせるための、すべてのことを紹介しています。
具体的に、スタートダッシュのために必要な準備は以下の4つ!!
・新人ナース向けの参考書を読む
・ナースグッズを揃える
・タイピングの練習をする
それぞれ詳しく見ていきましょう!
▼いらなくなった参考書をおこづかいに変える方法をまとめました。面倒くさがりだけどお金が欲しい!な方はぜひ読んでみてください。
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基礎の6つを勉強しておく
就職ギリギリまで、どこの科に配属されるか、不明な病院が多いです。
どこの科でも必要になる看護技術や、知識を勉強しておきましょう。
1.バイタルサインの基準値を暗記
どの職場でも、患者の状態を知るためのバイタルサインの測定は必須です。
血圧100〜130/60〜85mmHg
脈拍60〜80回/分
呼吸回数12〜20回/分
Spo2値97〜100%
2.採血、点滴の手順を確認
回復期や、リハビリテーション病棟、介護福祉施設のナースは、あまり採血や点滴の手技がないかもしれません。
その他の病棟や、外来は注射の処置があるので手順を確認しておきましょう。
3.点滴の滴下計算
点滴の滴下の調整は、新人ナースのつまずきやすいところです。
先輩に、突っ込まれることが多いため、滴下の計算を確認しておきましょう。
4.血液検査データ値の暗記
受け持ち患者の血液検査データ値について、先輩に聞かれることがあります。
調べる前に、基準値から逸脱しているかどうかをすぐに答えられると評価が高いです。
5.患者の移動動作
どこの病棟でも、高齢の方を相手にすることが多く、移動動作はかなり多くあります。
ベッドから車椅子へ移動し、トイレへ誘導するなどは、新人ナースが最初にできる仕事の一つです。
・患者の支え方
これらのポイントを確認しておきましょう。
6.清潔ケアの基本
おむつ交換や、清拭、更衣などの清潔ケアは、病院によってやり方が違うことがよくあります。
そのため学校で勉強したやり方と異なり、戸惑うことがあるかもしれません。
しかし、基本の動作は同じ。基本と違うことをやってしまうと、先輩に突っ込まれることがあるかも。
・手袋、エプロンを着用すること
・陰部洗浄時は、便が尿道口につかないように
・皮膚状態の観察を同時にすること
・点滴中の更衣は、点滴付いてない方から脱ぎ、着る時は点滴側から
これらのポイントを確認しておきましょう。
新人ナースが持つべき看護技術の本はコレ!
看護がみえる①基礎看護技術の内容は、
- 感染予防
- 環境整備
- 活動援助
- 食事援助
- 清潔ケア
- 排泄ケア
- 与薬
- 罨法
- 創傷管理
などの新人看護師が最初に行うことの多い看護技術が収録されています。
看護がみえる②臨床看護技術の内容は、
- 採血
- 注射
- 輸液
- 輸血
- 血糖管理
- 吸引
- 酸素療法
- 栄養管理
- 排せつケア
- 救急蘇生法
の、新人看護師がつまづきやすい看護技術が収録されています。
急性期に就職する予定のある新人ナースは、特に必要となる1冊です。
新人ナース向けのクスッと笑える本を読む
ここで紹介している参考書は、勉強のためというより、看護師の世界観を面白く描いている本です。
これらの本を読んでおくと、看護師になるのが楽しみになったり、こんなことがあるんだーって参考になります。
ナースになったらピュアな心がなくなりました
新人看護師の日常が漫画で描かれています。
初めて受け持った患者さんが亡くなったときのことや、新人のドタバタ劇が面白く描かれています。
新人ナースとして就職をしたときの自分を、想像しながら読むと楽しめます。
ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術
こちらは、新人看護師が先輩に聞かれやすいポイントを、面白いイラストで解説しています。
個人的に、この著者のイラストがツボです。笑
詳しい中身はこちらの記事でも紹介しています。
ぴんとこなーす
病院であった面白いことを4コマ漫画でまとめてあります。
『各病棟に彼女が1人か2人。みんな知ってる、イケメン先生の裏の顔』
など、病院にはこんな面白い出来事があるんだと、ニヤニヤしながら読むことができます。
私もイケメン先生とあんなことやこんなことがあったらよかったのに。
ナースグッズを揃える
ナースグッズが売っているお店はあまり無いので、ほとんどの人がネットで購入しています。
就職してからだと、発送に間に合わないことがあるため、『必需品』のものは就職までに揃えておきましょう。
・ナースウォッチ
・ハンコ
・バインダー
・ボールペン
・メモ帳
・ナースハサミ
・電卓タイマー
・看護お役立ちカード
・駆血帯
・パルスオキシメーター
・ナースポケット
聴診器
・安いのは聞こえないし耳が痛い(泣)
・とりあえずみんなリットマン
ナースウォッチ
・腕時計は汚れやすいのであまり使用しない。
・手を洗う頻度が多く、入浴介助もあるため防水機能大事!
・ハンコ
・大小2種類の大きさがあると使い分けられて便利
・バインダー
・個人情報が見えないように伏せられる人は100均のでも可。
・ボールペン
・3色以上はあったほうが良い。何時に何やるとか、赤で書いたりするので。
・安いボールペンなら病院にたくさん転がっている。
・メモ帳
・新人のうちはカンペに使うので持ち歩けるものを。
・覚えたページを切り取れるようなものでも良い。
・ハサミ
・先端が鋭利だとポケットが貫通するので先端が保護されているものを。
・電卓タイマー
・でも静かな空間で鳴り響くと気まずいのでバイブ機能があるものを。
・細長いほうがポケットの中で行方不明になりにくい。
・看護お役立ちカード
・結局その病院ならではのやり方があるので、自分のカンペが必要になる。
・最初のうちは、バイタル、検査データ、意識レベルについてのカードがあると便利。
ここからは、あると便利な4つのものです。
病院で支給されたり、病棟にあるものを使うことが多いが、自分専用のものがあると便利なものです。
・駆血帯
・不器用な人は、ワンタッチ式の駆血帯があると採血・点滴時にパニックになりにくい。
・でもパニックになりやすい人はワンタッチ式のものでも、結局パニックになるので大根とかで駆血する練習して。
・パルスオキシメーター(サチュレーション)
・先輩が先に使うくせに、『まだ測ってないの!?』と怒られることがあるので自分のものがあると防げる。
・ナースポケットケース
・ハサミやペンが入れられるタイプがオススメ。
・ナースシューズ
・時々、ナースシューズが支給される病院もあるので確認を。
タイピングの練習をする
就職までにしておくべきこと4つめは、タイピングの練習をすることです。
看護記録は、ほとんどの病院がパソコンで入力することになります。
就職してすぐの新人看護師は、看護記録を記入したらその日の先輩ナースにチェックしてもらい、記録の入力を完成させます。
その時に、タイピングが遅いと記録を書くのが遅くなり、先輩をかなり待たせてしまうことになります。
【うぉ】や【ヴェ】ってどうやって打つの?なんて聞いている暇はありません。
パソコンで早くキーボード入力ができるように練習をしておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
この記事では、
・新人ナース向けの参考書を読む
・ナースグッズを揃える
・タイピングの練習をする
について、まとめました。
これらの準備ができていると、先輩は『この子はやる気がある子だな!』と感じるため第一印象はバッチリです!
逆に、
- ナースグッズが足りなくて検温が遅くなった!
- タイピング分からなくて記録が遅くなったり
- 基礎も忘れちゃいました!!
なんていう新人さんは、先輩たちも一緒に仕事をする気持ちが無くなってしまいます。
遊ぶことやリラックスすることも必要ですが、新人ナースとしての準備もきちっとして、笑顔で新生活を迎えてほしいです!
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