こんにちは!もちゆきナースです!
今回は、患者さんをベッドから車いすへ移乗介助する際の位置について解説していきます。
片麻痺のある患者の車いすとベッド間の移動の際、車いすの位置はどのように設置したらいいかわかりますか?
実習でも国家試験でも必要なこの知識、ここで確認しておきましょう!
まずは国家試験問題からです。
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問題
正解は、、、
、、、3.です。
解説
麻痺のある患者さんをベッドから車いすへ移動する際は、ベッドと車いすの角度は15~30度にし、健側(麻痺の無い方)に車いすを置きます。
麻痺のある患者の移動の暗記ポイントは、「健側に置く」と「15~30度の角度をつける」です。
健側に車いすを置く理由
健側に車いすを置く理由は、麻痺の無い方の手で車いすの手すりを掴んで立ち上がり、体を支える必要があるからです。
麻痺側に移動先のベッドや車いすがあると、掴むことができません。
角度をつける理由
車いすをベッドに対して15~30度の角度をつける理由は、フットレスト(足を置く場所)をできるだけベッドに近づけるためです。
上記の絵ではわかりにくいですが、ベッドと車いすをピッタリくっつけてしまうと、フットレストとベッドの間に隙間ができ、移乗の際に患者さんの足をフットレストで傷つけてしまう恐れがあります。
では、練習問題を解いてみましょう。
練習問題
正解は、、、
、、、エです。
解説
車いすからベッドへ移動するときも、健側のほうに移動先のベッドがあるように位置付け、15~30度の角度をつけます。
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まとめ
車いすとベッド間の移動は、実習で片麻痺のある患者さんを受け持ったときにも必要となる技術です。
安全に患者さんの移乗を行うためにも、健側へ15~30度!というのを忘れないようにしましょうね!
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※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。