こんにちは!もちゆきナースです。
ジギタリスは、過去10年の国家試験で最も出題されている薬です。
この記事では、
・ジギタリスの作用
・ジギタリスの作用機序
・ジギタリスの副作用
・臨床で使えるジギタリスの知識
・ジギタリスの国家試験問題
を紹介しています。
看護師国家試験でよく出題される薬なので、重要ポイントを覚えておきましょう!
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目次
ジギタリス(ジゴキシン)の作用は?
ジギタリスは、強心薬として心不全の治療薬として使われます。
ジギタリス(ジゴキシン)の作用機序は?
心臓の筋肉の細胞内には、収縮力に関係するカルシウムイオンがあります。
心筋の細胞内にカルシウムイオンが多いと、心臓の収縮力は強くなり、少ないと収縮力は弱くなります。
ジギタリスは、心筋の細胞内のカルシウムイオンを増やすことで、心臓を強くする作用があります。
ジギタリス(ジゴキシン)の副作用は?
ジギタリスの副作用は、ジギタリス中毒と呼ばれます。
症状としては、徐脈などの不整脈、悪心・嘔吐、下痢、視覚異常などがあります。
ジギタリス中毒の症状の覚え方は『リスの夫、元気に泣くお仕事で、目チカチカ』のゴロ合わせで暗記しましょう。
臨床で使われているジギタリスは?
臨床では、ジゴシン®、ラニラピッド®などの薬が使われているよ!
一般名とは、薬の成分の名前のことを言います。
その成分を使って、各会社が作った薬の名前が商品名となります。
つまり、ジギタリスという成分を使ってA社が作ったものはジゴシンとなり、B社が作ったものはラニラピッドになるということ。
どちらも成分的には同じものなのです。
国家試験には、商品名を記載するわけにはいかないので、一般名で記述されているのですが、実際に臨床に出た時には、その病院で使っている薬の商品名で呼んでいるので、新人ナースは混乱しがちなんです。
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ジギタリス(ジゴキシン)の国家試験問題は?
ジギタリスは過去に国家試験でかなり多く出題されている薬の一つです。
何度も同じような問題も出題されているので、確認しておきましょう。
ジギタリスの副作用(有害事象)はどれか。
1.難聴
2.悪心
3.易感染
4.低血糖
正解は、、、
、、、2.悪心です。
解説
この問題は、ジギタリス中毒を聞いている問題ですね。ジギタリスの副作用は、ジギタリス中毒と呼ばれます。
症状としては、徐脈などの不整脈、悪心・嘔吐、下痢、視覚異常などがあります。
このため、選択肢にある悪心が正解となります。
うっ血性心不全に用いられる薬で最も適切なのはどれか。
1.ジギタリス製剤
2.スルホニル尿素薬
3.NSAIDS
4. ペニシリン
正解は、、、
、、、1.ジギタリス製剤です。
解説
1.ジギタリス製剤は強心薬で、心不全の治療に使われます。
2.スルホニル尿素薬は、糖尿病治療薬で、膵臓からのインスリンの分泌を促し血糖を下げる目的があります。
3.NSAIDS(エヌセイズって読むよ)は、非ステロイド性抗炎症薬です。炎症を抑えたり、熱を下げたり、痛みを取り除いたりするために使います。抗炎症、解熱鎮痛薬です。
4.ペニシリンは、抗菌薬です。感染症の治療に使われます。
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ジギタリスまとめ
いかがでしたか?
ぜひ、この記事で紹介した内容を、自分のノートやレビューブックにまとめてみてくださいね。
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