この記事では、
- 膵臓から出るホルモンのゴロ合わせ
- 膵臓から出るホルモンの作用は?
- 暗記しやすくするポイント
- 関連した過去の国家試験問題
についてまとめています。
膵臓から出るホルモンが覚えられないあなたのために、あっという間に暗記できるゴロ合わせを考えました。
これさえ覚えれば、国試前に焦らなくてクラスメイトから一目置かれること間違いなしです(`・ω・´)
私もイラストやゴロ合わせを使って暗記をしたら、国試1年前に合格点ラインに到達できました。
このブログで勉強してくれた読者さんからは、模試の点数が30点伸びた、という嬉しい報告をもらいましたヽ(゚∀゚)ノ
なかなか膵臓から出るホルモンが覚えられないあなたは、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
▼実習や課題レポートにかかる時間を短縮して、勉強時間を増やしたい方はこの記事をどうぞ!
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目次
膵臓から出るホルモン:ゴロ合わせ
膵臓から出るホルモンは、
『急ぐ膵臓』
で暗記しましょう。
【完全版】国試に出るゴロ合わせデータ集について
私の考えたゴロ合わせが好評で
「ゴロ合わせをまとめたものが欲しい!」
という声が多かったので、100個以上のゴロ合わせをまとめたPDF資料をつくりました。
どのゴロ合わせも国試に出題されるものばかりなので、ぜひダウンロードして活用してください。
有料にはなりますが、一度ダウンロードすれば新たに追加されたゴロもそのまま閲覧できます。
毎年100人以上の学生さんがこのデータを活用して国試に合格してくれているので、「確実に国試に合格したい!」という方はぜひ。
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膵臓から出るホルモン3つの作用とは?
・インスリン
血糖値を下げる作用。膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌。
・グルカゴン
血糖値を上げる作用。膵臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌。
・ソマトスタチン
インスリンとグルカゴンの分泌を抑制する。膵臓のランゲルハンス島のD細胞から分泌。
過去の国家試験では、『ランゲルハンス島の何細胞から出る?』までは問われたことはありません。
これら3つのホルモンが膵臓から出るということと、作用がわかっていれば良いです。
しかし、テストには出やすい内容なので、『ランゲルハンス島のβ細胞から分泌』まで覚えたほうが安心です。
インスリンとグルカゴンは相棒
インスリンは、血中の糖の濃度が高くなると、筋肉・脂肪・肝臓へ糖を移動させて血糖値を下げる働きがあります。
反対にグルカゴンは、血中の糖の濃度が少なくなると、筋肉・脂肪・肝臓から糖を作り出して、血糖値を上げる働きがあります。
インスリンとグルカゴンは、相棒さん!セットで覚えましょう♪
間違いやすいソマトスタチン
ソマトスタチンは、膵臓から出るホルモンだと説明しましたが、視床下部からも分泌されています。
視床下部から分泌される成長ホルモンを抑制する働きもあります。
他にも、消化管のD細胞からも分泌されており、、、と書かれている文献もあります。
ですが、看護師国家試験レベルでは、
ソマトスタチンは
視床下部から→成長ホルモンの分泌抑制
膵臓から→インスリンとグルカゴンの分泌抑制
を暗記しておけば問題ありません。
▼合わせて読みたい
・視床下部から出るホルモン5つの覚え方・ゴロ合わせ
国家試験の過去問題
膵臓から出るホルモンに関する、国家試験の過去問題です。
1.ガストリン
2.カルシトニン
3.アルドステロン
4.ソマトスタチン
正解は、、、
、、、4.ソマトスタチンです。
解説
1.ガストリンは、胃から分泌される消化管のホルモンです。胃酸分泌を促進する働きがあります。
2.カルシトニンは、甲状腺から分泌されるホルモンです。血中から骨へカルシウムを移動し、血中のカルシウム濃度を低下させます。(骨形成)
3.アルドステロンは、副腎皮質の球状帯から分泌されます。ナトリウムの再吸収と、カリウムの排泄を促進します。
4.ソマトスタチンは、膵臓から分泌されるホルモンです。インスリンとグルカゴンの分泌を抑制します。(ソマトスタチンは視床下部からも分泌されていますが、問題としては間違っていないのでこの選択肢が正解となります。)
1.膵臓ーグルカゴン
2.副腎ープロラクチン
3.腎臓ーアルドステロン
4.脳下垂体ーインクレチン
5.視床下部ーテストステロン
正解は、、、
、、、1.膵臓-グルカゴンです。
解説
1.膵臓から分泌されるホルモンは、グルカゴンで正解です。他には、インスリンと、ソマトスタチンが分泌されています。
2.副腎は、副腎皮質からアルドステロン、コルチゾール、アンドロゲンが分泌されて、副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。
プロラクチンは、下垂体前葉から分泌されています。
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・下垂体前葉から出るホルモンのゴロ合わせ
3.腎臓から分泌されるホルモンは、レニンとエリスロポエチンです。
4.下垂体は、前葉と後葉からホルモンが分泌されています。下垂体前葉からは、卵胞ホルモン、黄体ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、プロラクチン、成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモンが分泌されています。
下垂体後葉からは、オキシトシン、バソプレシンが分泌されています。
▼合わせて読みたい
・下垂体後葉から出るホルモンのゴロ合わせ
インクレチンは、食事の刺激で消化管から分泌され、インスリンの分泌を促す消化管ホルモンです。国家試験で過去に問われたことは無いので、暗記の重要度は高くないです。
5.視床下部からは、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン、成長ホルモン放出ホルモン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン、ソマトスタチンが分泌されています。
テストステロンは精巣から分泌されます。
▼合わせて読みたい
・視床下部から出るホルモンのゴロ合わせ
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最後に
いかがでしたか?
この記事では、膵臓から出るホルモンの覚え方をゴロで紹介しました。
また、
「本気で国試に合格したい!」
「どうしても点数上がらず困ってる!」
という人は、もちゆきのノート『国家試験の点数を上げる裏ワザ勉強法』も読んでほしいです。
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これを読んで実行すれば、絶対に点数は上がります。
※この記事は、厚生労働省の看護師国家試験出題基準を参考に作成しています。