今回の「国家試験9段階講座」第4段は、国家試験まで150日のあなたがやるべき2つのことです。
この時期は、夏休みを終えて最終学年の後期になります。
学校でも国家試験対策の授業があったり、模試をやる時期です。
この記事では、国家試験までにあなたがやるべき2つのことを紹介します。
①模試を有効活用しよう!
②一般状況設定問題の柱をつくろう!
今までは基礎となる土台固めをしていました。いよいよここから本格的に応用にも力を入れていきますよ!
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模試を有効活用しよう!
最終学年になると学校でたくさん模試をやりますが、やりっぱなしにしてしまうのはやらないのと同じ。
むしろ時間の無駄!解いただけではなんの身にもなりません。
模試はきちんと見直しをすることが大切ですが、有効的に見直しをするためには学校で解くときに2つの工夫が必要です。
①模試の問題に3つの印をつけながら解く
②問題文に自分の解説を書く
この2つです。
以下で詳しく解説しますね。
模試の問題に3つの印をつけながら解く
1つ目の工夫は、模試中に問題の横にABCの3つの印をつけながら解いていくこと。
アルファベットの意味は、
『A』100%正解の自信がある問題
『B』2択までしぼれた問題
『C』全くわからず適当に選んだ問題
です。
これによって、模試の見直しが効率的になります。
- Aを付けて正解の問題は、見直しの必要なし!
- Aをつけて不正解の問題は、間違えて覚えてしまっているので暗記しなおし!
- BとCをつけて正解の問題は、たまたま正解しただけなので見直しする必要あり!
- BとCをつけて不正解の問題は、基礎から見直しの必要あり!
どれが見直しをするべき問題なのか一目でわかるようになります。
模試の回数を重ねていって点数が伸びてなかったとしても、Aを付けられる問題が増えたり、Cを付けることが減っていけば、実力がついてきた証拠!
点数に結果があらわれるのもすぐです。
問題文に自分の解説を書く
2つ目の工夫は、模試の問題に自分の解説を書き込むこと。
模試中、すべての問題を解き終わり余った時間は、寝たりボーっとしたりする時間ではありませんよ!?笑
余った時間で回答の見直しをするときに、なぜその解答を選んだのか『自分なりの解説』を書いてみましょう。
模試が終わったあとに、『自分なりの解説』と『解説書』をくらべてみてください。
答えは合っていても、自分の解説が間違っていることがあります。
ここまで見直しをすることで丸暗記ではない確実な知識がつくため、国家試験でひねった問題を出されても対応できるようになります。
点数がアップする模試の見直しのコツは、こちらで更に詳しく解説しているので参考にしてみてください。
一般状況設定問題の柱を作ろう!
夏休みに必修問題や解剖生理学の基礎固めができましたか?
基礎の土台を作り上げたら、次はその上に一般状況設定の柱を作っていきましょう!
一般状況設定問題の勉強方法も、必修問題と大きく変わりません。
①まず問題を解きます。
②解説書を読む前になぜその答えになるのか自分なりに解説を書きます。メモ帳などに簡単に書く程度で良いです。
③答えを確認し、解説書の解説と自分のなりに書いた解説が合っているか確認します。
④解説に載っている内容をレビューブックで探し、ポイントを確認します。
⑤レビューブックに不足している内容を教科書や参考書を使ってまとめて付け足します。
⑥類似問題を解いて知識を定着させます。
上記のやり方でどんどん問題を解いていきましょう。
近年の国家試験問題は、受験者に考えさせる問題が増えたため、ただ過去問をやっていれば解ける問題ではなくなってきました。
過去問の答えの丸暗記だけでは模試の点数は伸びません。
選択肢の答えがなぜそうなるのか、自分なりに説明できるように勉強しましょう。
国家試験までたくさん問題を解いて問題に慣れよう!
今回の記事では、国家試験まであと150日のあなたがやるべき2つのことを書きました。
①模試を有効活用しよう!
②一般状況設定問題の柱をつくろう!
最終学年の後半のこの時期に大切なのは、国家試験までたくさんの問題を解くこと。
多くの問題に触れて試験に慣れることも大切。国家試験は、過去問題の類似問題も多く出題されています。
まだ実習が残っている学生さんも多くいるはず。国家試験まであと365日のあなたがやるべき2つのことでも書いた、『領域別実習中に国試勉強を入れ込もう!』は、引き続き継続して下さいね。
次の国家試験9段階講座は国家試験まであと100日のあなたが知るべき2つのことです。
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