こんにちは!もちゆきナースです。
この記事では、国試対策や新人ナースが気管内吸引の看護技術で覚えておくべきポイントを、5つのゴロ合わせでまとめて紹介します!
この記事でわかるゴロ
・吸引カテーテルの挿入目安
・吸引時間
・吸引の圧
・カテーテルの太さ
看護学生さんのテストや国家試験でもよく問われるし、新人ナースも先輩によく聞かれるポイントなので、きちんと暗記しておきましょうね!
吸引カテーテル挿入目安の覚え方
気管内吸引カテーテルの挿入長さの目安は、部位によっても違います。
口〜咽頭は、10〜13センチ挿入します。
覚え方は、『イトウさんの口』のゴロ合わせで暗記しましょう!
鼻〜咽頭は、15〜20センチ挿入します。
覚え方は、『ハナちゃんいー子臭う』のゴロ合わせで暗記しましょう!
気管内吸引の時間の覚え方
気管内吸引の1回の吸引時間は、15秒以内です。
覚え方は、『吸引の時間に行こう!』のゴロ合わせで暗記しましょう!
これ以上長く吸引をすると、低酸素症を起こしてしまう可能性があります。
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気管内吸引の圧の覚え方
気管内吸引の圧力は、− 150mmHg以下にします。
覚え方は、『熱いいちごオレ』のゴロ合わせで暗記しましょう!
これ以上強い圧力で吸引を行うと、低酸素症を起こしてしまう可能性や、気管内粘膜を傷つけてしまう可能性があります。
ちなみに数字が大きくなるほど圧力が大きくなるので、150mmHgより少ない数字で吸引をしましょうね!
気管内吸引時のカテーテルの太さの覚え方
気管内吸引のカテーテルの太さは、12〜14Frのものを使います。
覚え方は、『太さはいつも一緒』のゴロ合わせで暗記しましょう!
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気管内吸引の国試問題
気管内吸引について、過去の看護師国家試験ではよく出題されています。
実際に出題された問題を解いて知識の確認をしましょう!
1回の気管内吸引時間で適切なのはどれか。
1.10~15秒以内
2.20~25秒以内
3.30~35秒以内
4.40~45秒以内
正解は、、、
、、、1.10~15秒以内です。
解説
気管内吸引の時間は、10~15秒以内です。吸引をしている間は、気道内の空気も吸っているため吸引時間が長くなると、低酸素血症を起こしてしまう恐れがあります。
吸引をしている間は、患者さんは呼吸が安楽にできません。吸引の間は息を止めているのと同じことと考えると、長時間になることで苦痛が増すことが想像できますよね。
気管内吸引の時間が長いと低下しやすいのはどれか。
1.血圧
2.体温
3.血糖
4.動脈血酸素飽和度(SaO2)
正解は、、、
、、、4.動脈血酸素飽和度(SaO2)です。
解説
1.血圧は、長い気管内吸引の刺激や咳をすることによって、上昇する恐れがあります。長時間の吸引が原因で血圧が低下することは考えにくいです。
2.気管内吸引の時間が長いことと体温の低下に関連はありません。
3.気管内吸引の時間が長いことと血糖の低下に関連はありません。
4.気管内吸引によって、気道内の空気も吸引することや、吸引中は呼吸ができないことから、動脈血酸素飽和度(動脈血の中の酸素の量)が低下する恐れがあります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事で紹介したゴロ合わせは、教科書や参考書の気管内吸引のページに追記しておくと便利です♪
レビューブックを持っている人や、暗記ノートを作っている人は、ゴロ合わせをメモして気管内吸引のページに貼って覚えてみてくださいね!!
看護学生さんや新人看護師さんが活用してくれると嬉しいです!